しんや眼科 院長の徒然

優れもの

　今年に入ってから体調は好調で昼休みにジョギング！も時々していたのですが、昨日昼よりちょっと風邪気味・・・

　少々の風邪では休めませんですし、、、、とここで優れものの登場です！


　　　　　　　　　　　　　　　ダチョウ抗体マスク

　ダチョウの卵を利用して大量にに抗体を製造することによりコストダウンされました。インフルエンザウイルスをかなりの確率で補足し、不活性化してくれるそうです。


　しかしながらそのような効用よりも私が気に入ったのは、何よりも立体裁断が大きめなので、上の写真の様に、顔の大きい私でも楽に装着して、しかも普通にしゃべることができるのです(笑）。（外来終了後に自分で撮った写真なので、少し疲れてるように見えますが）

　今までのマスクは口の所が当たってうまくしゃべれなかったり、立体型では鼻のところで裂けたり（笑）していましたのですが、これを使用することでストレスなく診療ができそうです。本当に色々な優れものの製品が出てきますね。

眼科手術学会に行って参りました！

　23日の金曜日、一日休診にさせて頂き神戸市で開催された眼科手術学会に参加して参りました。目的は、、、野間先生の講演を含めた眼瞼関連の講演を聴くことです。



　以前ここの記事でも書きましたが、”眼瞼下垂”を始めとした”瞼（まぶた）”の手術が今変換期に差し掛かっています。従来の解剖や常識・そして手術方法が急速に新しい知見に基づいた方法に転換して来ているのです。あまりにも急速な変化なので、手技的に追いつくのは大変ですが、せめて現在最先端の手技を知識だけででも習得しよう（笑）と行って参りました。

　午前中は外眼部に関するセッションを聞き、昼は多焦点眼内レンズのセミナーを。そして午後からは会長企画の特別講演（学会全体のメインです）として、眼形成の新しい夜明け・EBM(エビデンス）に基づいた治療　があり、野間先生も演者の一人として発表されました。素晴らしい事です！お疲れ様でした。

　これからこの分野は前記したようにEBMがどんどん変化して増えていくのでしょう。大変ですが適切なアドバイスや治療を選択する為にも学会には引き続き参加して行きたいです。

　

今日の観音

　久々の雪でした。にも関わらず昨日の休診の影響か？外来が混雑し患者様にはご迷惑をおかけしてしまいました。もし今日も休診にしていたら・・・戻って来てて良かったと思います（笑）。

休診のお知らせ

　院内掲示・HP上でも掲示していますが、明後日の23日、神戸市で開催される日本眼科手術学会に参加するため休診とします。患者様にはご迷惑をおかけしますが、しっかりと（笑）勉強して参りますので宜しくお願いします。24日の土曜日は通常通り外来を行います。

本の紹介（9） ”沖縄 誰にも書かれたくなかった戦後史” 脳天に雷が落ちました・・・

　1月は暇なせいか（笑）、時間があれば読書に励んでいます。久々に唸らされた本です。読後感は？と問われれば、、、脳天に雷が落ちた感じです、、、



　　　　　　　”沖縄　誰にも書かれたくなかった戦後史”　佐野眞一　集英社

　”沖縄とは？”　と問われた時普通思い浮かぶイメージは青い海と空・観光地としての”癒しの島　沖縄”　もしくは”先の戦争で悲惨な戦闘が行われた島”　”本土の我々が贖罪を負っている島”。

　残念ながらこの本には上記に関することは僅かしか書かれていません。むしろノーベル文学賞作家の大江健三郎の”沖縄ノート”や筑紫哲也の”沖縄観”を否定することから始まります。作者は戦時中の沖縄に関する研究／書籍が多いのに比べ、既に戦後６２年たったにも関わらず、現在の沖縄が如何に形成されてきたかを問う書物が無い、という考えからこのレポートを書き上げました。

　戦後アメリカに統治された時代に沖縄で隆盛を誇った沖縄四天王、沖縄やくざの勃興、米軍とのスパイ合戦、沖縄人からみた沖縄音楽の盛衰や芸能、花街の盛衰、軍用地主の実態・知事選の裏側等　刺激的なルポが綿密に書かれています。実に様々な需要人物にコンタクトを取り、的確な視点から彼らの言質を引き出す、、、常人では中々出来る事ではありません。正直、私は今までの沖縄に対するイメージやスタンス、沖縄の人々に対する接し方を換えざるを得ない、そのくらいインパクトの強いレポートでした。このような感動を覚えたノンフィクションは宮崎学氏の”突破者”以来です。ノンフィクションを愛する方（笑）、必読です。ちなみに私の敬愛する竹中労氏に関しても少し証言があり興味深かったです。

　顧みて思ったのが、我が広島。原爆と平和に関する書籍は沖縄と同様数多くありますが、後は”広島カープと広島市民”　”広島やくざ抗争”ぐらいしか戦後の広島を描いた切り口を見かけない気がします。原爆投下後これだけ早く復興できたのには様々な人々の色々な働きが会った訳で、地元経済界や政治家、表から裏まで戦後の広島を作り上げた人々に関するノンフィクション、、、誰か書かれないでしょうか？今までスポットが当てられてなかった広島の人々の戦後史。今ならばまだたくさん証言者は生存されていると思いますが、、、。

　

　P.S.　余談ですが、このレポートが連載されていたのは、昨年12月で惜しまれつつ休刊した　”月刊プレイボーイ”誌上でした。この雑誌も硬派な記事から音楽、グラビアまで（笑）私の大好きな雑誌の一つだったのですが残念な事になってしまいました。休刊前の残り2号では過去の記事のインタビューやルポから傑作と呼べるものばかりを再編集して載せており、宝物です。

ライブ！

　先日、私の大好きなJAZZ ピアニストであるくどうたかしさんのライブに行って参りました。



　私が彼を知ったのは、飲み友達でもあるチャコさん（料理研究家が本業ですが、JAZZも歌われる才人です）　に誘われて昨年ジョイントライブを観にいってからです。その技巧、表現力、即興性の妙に圧倒されファンになってしまいました。一言でいうと　”ヘンタイピアノ”　です（笑）。

　先日も素晴らしいライブ（特に2曲目のスティーヴィー・ワンダーのカバーは秀逸でした）を聞かせて頂き大満足でした。その後はお約束で3人で打ち上げに行きました（笑）。



　彼は北九州出身で、私の母校である産業医科大学の軽音学部の偉大な先輩でもあり学生当時は九州有数のJAZZドラマーであった鈴木亨先生(現在は北九州市若松で眼科で開業され、涙道内視鏡の分野で日本の権威になっておられます）ともセッションされていたようで、なんか人の縁を感じます。広島に戻り大分経ちますが、北九州のいい男！を久しぶりに感じさせてくれた好漢です。大きいバッグ一つで西日本を精力的に演奏で回っている彼、、、こういう人に世の中に出てきて欲しいと思うのは私だけでは無いと思います。スケジュールは上記リンク先の彼のHPにマメにアップしされていますので、興味のあるお近くの方、是非足を運んであげて下さいませ。

　

(ちょっと遅いですが）皆実高校 優勝 おめでとう！

　12日の決勝戦、広島皆実高校は鹿児島城西高校を3対２で破り、広島県勢悲願の41年ぶりの全国制覇を成し遂げました！　おめでとうございます！

　前評判は怪物FWを要する向こうの方が高かったですが、私は皆実の方が強いと思っていました。守備の強さもさることながら、攻守の切り替えの早さとクリアを大事に繋ぐ/蹴り出す判断が素晴らしかったからです。案の定、味方のクリアを丁寧にマイボールにしてパスを繋ぎサイド攻撃からフィニッシュまで持っていくという皆実のサッカーに相手は最後まで対応できていませんでしたね。

　私がよく通う和ダイニングは店長さんが皆実サッカー部OBで　（ALL　FOR　HIROSHIMAの署名でもOBの方々にはお世話になりました）、よくサッカーの話で盛り上がっていましたが、本当に嬉しいでしょうね。後輩たちが全国制覇なんて羨ましすぎます。良かったね！菊池くん！

　さて、皆実高校には、その個性的なユニフォームの色調から　”スイカ軍団”ナルあまりかっこよくないネーミングが一部のマスコミからつけられていました。このネーミング、私はあまり好きではなかったのですが、決勝戦、鹿児島城西のGKのユニフォームは真紅！そう、正にスイカの中身(果肉）そのままだったのです（笑）　相手チームのゴール前の攻防が映る度に　”あ～　スイカ対決だ～”　と思いながらTVの前で観戦していた私でした（笑）


　　　　　　　　　　　　　　（果肉）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（皮）

お人好し？

　ちょっと前にある人（医療系ではない方）と話をしていた時のこと、、、白内障手術の話になり、、


　私：　私が眼科医になった頃は、白内障手術の方法がちょうど大きく変わる時でみんな苦労していましたよ。私も色んな勉強会に行ったり、上手な先生の所に泊り込みで見学に行ったりしました。皆さん色んなテクニックをお持ちだったのですが、実際に横について見させてもらい、その後飲みながら色々なコツを教えてもらっていました。本当に楽しかった。

　彼：　でもそれって、そういうことをすると結局ライバルが増えてくるんだよね？授業料とか、パテント代とか払ったの？そういう技術に特許は申請できないの？

　私：　皆さんタダで教えてくれましたよ。特許はないですよ。そうやってお互いを高め合うことで患者さんの為になるでしょう？

　彼：　信じられん？お人好しなんじゃねえ～お医者さんて　、ありえんよ、普通。

　私：　（あっけにとられて）　沈黙・・・


　
　彼は技術系の人間で、人柄も良いのですが（笑）、その彼の口から　”お人好し”　ナル言葉が出てくるとは私には予想だにしていませんでした。確かにライバルという言い方は当たっていると思いますが、、、。その後彼には、その姿勢は改めた方が良いと本当に親切に例を挙げながら助言して頂きました。

　
　しかしながら、、、

　私の周囲にいる眼科医は、そんな考えを持っている人は残念ながら（笑）見当たりません。手術の技術は当然後輩に受け継がせるものであり、たとえ後輩ではなくても見学したいという人があれば、喜んでお見せして学んで帰ってもらっていました。一つは自分の技術を伝えたいという気持ち、もう一つはそれによってより多くの患者さんの福音になって欲しいという気持ちがあります。

　近年、眼科領域の手術のトピックは　”眼瞼”です。広島市には幸いにもこのブログでもよく紹介させて頂いている　”眼瞼”の分野で日本でも有数の技術と知識をを持つ　のま眼科の野間一列先生がいらっしゃるので、我々はわからないことがあれば野間先生にお聞きし、その知識を患者さんにフィードバックしています。閉鎖的な〇〇外科界と異なり、眼科の学会ではあらゆる側面から今現在眼瞼に関する手術や知識の情報が出てきています。


　　”自己満足か？”と思われる諸氏もいるかも知れません。しかしながら、伝える技術や知識が乏しくなってきている私においても、今までの姿勢を変える気はありません。助言を頂いた彼には悪いですが”お人好し”であり続けたいと思っています（笑）。

　

そりゃないよう！

　お気に入りのお店。

　ゆっくりとお酒と料理を楽しめるお店。

　常連さんが楽しく、最後までいるとHAPPYになれるお店。


　12月は予約で一杯だろうから、年明けで落ち着いたらゆっくり行ってみようと思っていたのに、、、、


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　閉店なんて、、、　

　

　そりゃないよう！


　

　再開を心待ちにしております。

あけましておめでとうございます

　あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。



　今日はまだ3日ですが、病院で仕事中です。何をしているんだろうとお思いの諸氏がいらっしゃるかも知れませんが、年賀状の整理（笑）、新しく購入したモニターの設置、年末にできなかった書類の整理や新年からの新しいファイルの作成等やることはいくらでもあります。あ、まだ12月分のレセプトのチェックをしていません、、、。

　今年のお正月は広島でゆっくり過ごしました。読書もしたし、1月にあるフットサルに向けて自主トレ（笑）も開始しています。そういえば、年末に買ったVHS-HDD-BlueRay三位一体型（笑）レコーダーに古いビデオをダビングしていました。そして正月恒例のガンプラ作りもしっかりこなしました（笑）。今年はガンキャノンです(何をやってるんだか・・・）。


　　　　　　　　　　　　　　　　（色的にはお正月っぽくてよいですね）


　今年の抱負は、、、仕事ではまだ正直考えていないです（笑）。プライベートでは、、もう43歳になってしまいますので、残り少ない人生をどう有効に使おうか計画を立てようと思います。したいこと・経験したいことはたくさんありますので、具体的な目標をそろそろ立ててそれに向けて準備をしていかないといけない時期に来ています。

　まずは、明日の広島市の救急当番からですね。無事に仕事をして月曜日からに備えたいです。今年は何故か一月から結構手術が入っていますし、、うまく切り替えて頑張っていきたいですね。