今度はNHKでやってましたね |
選挙公約における ”国民皆保険の導入の是非” に対する、アメリカの中間層の苦渋の選択を克明にリポートしていたのです。
民主党(特にヒラリー クリントン)=国民皆保険 推進派
共和党(現政権担当政党)=保険は国が介入すべき問題では無い とする否定派
のどちらを応援するか? 何人かの一般市民が登場しましたが、シッコの時と異なり、皆事情があり保険に加入できていない典型的なアメリカの中間層です。”レントゲンを撮り医師に判読してもらうだけで2万円” ”腰の手術で100万円” ”娘の入院/手術で5000万円” というベラボーな金額を請求される人たちの苦悩、彼らは民主党に期待していますが、その反面”どうせ出来っこない”という諦めの気持ちもかなりあるようです。前回のクリントン大統領の時も結局中途半端な殆ど役にたたないような制度しか作れなかったこと、シッコにもありますが、前回の選挙でヒラリーは公約に掲げていたにも関わらず反対世論が多いと知るとあっさり公約から引っ込めた、という前科があることも関係していると思います。
対する共和党の主張はクレイジーです(笑)。曰く、”市場原理から言えば、競争を導入すれば保険料は自ずと安くなり、自然に皆保険となる” そうです、何百年先の事でしょう?(笑)。年間何十億も保険会社から寄付を受けている共和党がそんなことする訳が無い。
スーパーチューズデイの日、ポリープ手術を受けた女性は筆談で、”I vote to Obama"と書きました。”彼には夢と希望がある、彼に託す”という言葉が印象的でした。