市民球場跡地問題の経過

　ご存知の方も多いと思われますが、先週17日の広島市議会建設委員会にて、賛成5名反対3名で、旧市民球場廃止法案が可決されました。

　今回新たに共産党・公明党が廃止賛成・つまり市長側に回りました。自民党は相変わらず分裂状態で、議長派は市長に同調して廃止賛成に回ってます。



　このままの情勢ですと、明日の本会議で廃止法案は可決され、市民球場は無くなってしまうことになります。


　
　今の状態を簡単に説明しますと、広島市（市長）の案は、、１５０万人集客の公約（市民球場最後の一年でさえ年間１４０万人だったのに、、、）を果たすために、、

　旧球場を解体し、跡地を公園に整備する。折鶴施設や商工会議所は東側に移転・設置する。賑わいのためのイベントをを創設し年間１５０万人の集客は十分見込める、らしいです。しかしながら、これには、

　なんら１５０万人集客の可能性を裏付けるデータが示されまていません。

　だから、姑息にも”菓子博誘致”など言い出したのです。中央公園とアリーナで十分可能です。判ってますか？菓子組合の方々？



　そして、前述の市建設委員会で実際にどういう答弁がされたか、、、


　山田市議「中央公園でのイベント実績の実態を教えて」
　
　市課長「把握してません」　傍聴席失笑　→　それさえ把握できてなくてどうする？我々でも開業前にはきちんと患者動態や人口調査をして、身の丈にあった事業計画をします。

　　
　別の市議　｢整備計画にあるバスセンターから跡地公園に掛けられる橋（３億円かかる！）を整備したら、ますます地下街のシャレオの人通りが減るのでは？｣

　市課長｢減るとは思っていません｣　傍聴席失笑→　これまた何の裏づけも計算もなし。シャレオで大赤字だして社長更迭しまくってるのに、まだこんなこと言ってるのですからね。石橋さんのブログにこの辺りのことが判り易く書かれています。



　要するに

　何も裏づけ無くただただ１５０万人集まると念仏のように言い張っているだけなのです、馬鹿ですか？



　市民・商店街等すべての団体が１５０万人の賑わいを望むのら、解体はやむを得ません。しかし、１５０万人が見込める裏付けが皆無の中、広島市長の独断で事業を進められてきました。そして市長が”議論は尽くした”とは言いますが、アンケートで意見を聴いたのみで議論らしい議論は皆無。実際に我々市民と公開討論をする場もなく、それに準じた意見交換会議に当の市長は一度も出席していません。

　市民の意見を一番正確に反映していると思われるマスコミ等の様々なアンケートでは、すべて解体反対の意見が上回っている状態です。当院でも１００人に聞いて賛成は３名、明確に反対は６０数名でした。

　蛇足ながら、当院で行った一回目・二回目の署名活動で、計８００筆の署名を頂き、その８割は観音地区の方でした。本日　南観音の会合がありますが、地元の市議関係者にもう一度想いを伝えようと思っています。




　”民主主義はパワーゲーム”要は多数決ですが、今の市議会は”あいつが嫌いだから賛成/反対”という状態です。な訳で、明日久しぶりに史上最強に醜いパワーゲームが広島市議会で見られそうです。誰が賛成/反対したかはまた開示しますので、皆様、しっかり記憶に焼き付けておいて下さいませ。