また一つ・・・ |
私が子供の頃は、休日は家族でおめかしして百貨店のファミリー食堂に行き、型紙に印刷された食券を購入して私は好物のざるそばを戴き(笑)、その後屋上の遊園地で遊ばしてもらうのが、我が家の最高の贅沢だったような気がします。福屋の屋上には、吊り下げ式の球体に乗り込んで回遊できるモノレール(大好きでした)がありましたし、広島駅の屋上には本格的なミニ機関車があった記憶があります。
しばらく行かなくなった時期を過ぎ、次に屋上に行きだしたのは中学生の時でした。グループで女の子達とそごうの屋上によく遊びに行ったのです。平和公園付近から回遊した後屋上に昇り、ただで市民球場のカープ戦を上から観戦しました(笑)。二人きりになれるゴーカートもありましたが、何と言ってもメインイベントは、柔らかいスポンジボールが敷き詰められたドーム状のテントの遊具です。中に入るとブザーの開始合図と共に床がバウンドして姿勢制御が利かなくなり、女の子達と合法的に(笑)肌を触れ合うことができる素晴らしい遊具(笑)、、、我々はそれが目的でそごうの屋上に行っていた破廉恥な最低の中学生達でした(爆)。
そんなこんなで色々な思い出のあるデパートの屋上ですが、上の写真は昨年8月に久しぶりにそごうの屋上を訪れた時のものです。置いてある遊戯具は変わっていますが、雰囲気や佇まいは昭和50年当時と変わりませんでした。
”また昭和が一つ消えていった” というような陳腐な表現はしたくありません。私にとっては ”時間が止まっていた場所” が無くなってしまったのです。本当に残念。
これで当時通っていた場所で街中で今も変わってないのは、後は市立図書館周辺と中国飯店くらいでしょうか?(笑)。