2008年 11月 17日
絵本の紹介(2) ”死”を扱った絵本 |
大分寒くなってきました。夜には時間があれば相変わらず色んな本や絵本を読んでいます。久々に絵本のコトを記してみようかと(笑)。
昨年10月ブログにも載せましたが、近くの幼稚園で”絵本”について父兄対象に講演会をしました。
講演会での大きなテーマの一つに、”生と死”を扱った絵本 を取り上げました。このようなジャンルの絵本は、私が小さい頃の絵本現役時代(笑)にもありましたが、”飼ってた動物が死んじゃった”や、1シーズンで一生を終える生き物のお話など、ダイレクトな表現で”人間の死”を扱った絵本の記憶はありません。しかし、近年(1970年代後半以降)、その分野で優れた絵本が多数出版されてきており、それについて少し考察を加えたお話もしたのです。ちょっとは医者らしいお話もしないと、、、、(笑)
何冊かそのジャンルの絵本を紹介したのですが、今回はその中の一冊を紹介します。

”おじいちゃん” ジョン・バーニンガム さく たにがわ しゅんたろう やく 1985年初版(日本) ほるぷ出版
作者は1937年生まれののイギリス人、この絵本は1984年のエミール/クルト・マッシュラー賞(文と絵が一体となったいい絵本に与えられる賞)を受賞しています。日本でも翌85年に詩人の谷川俊太郎さんの翻訳で出版され、現在34刷とロングセラーを誇っており、さまざまな団体からの推薦図書に指定されています。私の絵本空白時に出版されているので、最近まで知りませんでした(笑)。
絵柄は、素朴でカワイイ。お孫さんとおじいちゃんとの日々の交流がページごとに綴られてほのぼのした雰囲気です。でもおじいちゃんは外に出られなくなり、最後のページでは、、、。心にしんみり染み渡る寂しさ、切ない読後感。秋の夜長にじっくり読んでちょっと泣けてしまった絵本です。
私が死んだ時、孫(まだいませんが(笑))はこんな風に私の事を想ってくれるのかな?
昨年10月ブログにも載せましたが、近くの幼稚園で”絵本”について父兄対象に講演会をしました。
講演会での大きなテーマの一つに、”生と死”を扱った絵本 を取り上げました。このようなジャンルの絵本は、私が小さい頃の絵本現役時代(笑)にもありましたが、”飼ってた動物が死んじゃった”や、1シーズンで一生を終える生き物のお話など、ダイレクトな表現で”人間の死”を扱った絵本の記憶はありません。しかし、近年(1970年代後半以降)、その分野で優れた絵本が多数出版されてきており、それについて少し考察を加えたお話もしたのです。ちょっとは医者らしいお話もしないと、、、、(笑)
何冊かそのジャンルの絵本を紹介したのですが、今回はその中の一冊を紹介します。

”おじいちゃん” ジョン・バーニンガム さく たにがわ しゅんたろう やく 1985年初版(日本) ほるぷ出版
作者は1937年生まれののイギリス人、この絵本は1984年のエミール/クルト・マッシュラー賞(文と絵が一体となったいい絵本に与えられる賞)を受賞しています。日本でも翌85年に詩人の谷川俊太郎さんの翻訳で出版され、現在34刷とロングセラーを誇っており、さまざまな団体からの推薦図書に指定されています。私の絵本空白時に出版されているので、最近まで知りませんでした(笑)。
絵柄は、素朴でカワイイ。お孫さんとおじいちゃんとの日々の交流がページごとに綴られてほのぼのした雰囲気です。でもおじいちゃんは外に出られなくなり、最後のページでは、、、。心にしんみり染み渡る寂しさ、切ない読後感。秋の夜長にじっくり読んでちょっと泣けてしまった絵本です。
私が死んだ時、孫(まだいませんが(笑))はこんな風に私の事を想ってくれるのかな?
by makoo2001
| 2008-11-17 14:17
| 絵本ノコト
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