残念! ダカ-ポ 休刊 |
高校時代、ダカ-ポは時代の空気や最新のカルチャー・社会情勢・批評など、マスコミに関るすべての情報を月二回というハイペースで私達に提供してくれていました。偉そうな書き方で始まりましたが(笑)、とはいってもお値段は結構する雑誌なので、高校生の私は殆ど斜め読みの立ち読みでした。しかしながら、目次だけを追っていても、そのキャッチコピーが示すように”現在が判る”ことができたのです。当時の週刊誌と比べ、様々な評論家による批評が多かったことも魅力でした。高校生当時、私の3大バイブルであった、”宝島(但しカラー化する前)” ”少年ジャンプ” そして ”ダカ-ポ” 、、、、その内の一冊が休刊、、、悲しいです。
正直,他の雑誌はなんらかの形で代えがきくのですが、ダカ-ポの代わりは?と考えた場合、、、社会学から風俗、右から左、”今”を彩る様々なジャンルの記事をバランスよく載せるセンス。一テーマを少ない語数で書き上げる筆力。それらがあの小さいサイズにぎっちりと詰まっている、、、やはり代わりはありません。
本当に寂しい。マガジンハウス社は2000年を超えてから少し変質しつつあるように感じます。大好きだった”BRUTUS"も最近では単なるタイアップカタログ雑誌に成り下がっているし、、良き編集者が減ってきているのでしょうか?余談ですが、"BRUTUS"もこの"ダカ-ポ”もロゴデザインは、雑誌編集の神様で絵本作家でもある、私の敬愛する堀内誠一さんによるものです。これが消えるのもまた寂しい,,,。
(1991年 竹中労さん 追悼号です。竹中さんは死の直前まで、ダカ-ポに連載されていました)